独自ドメインでブログを開設する手順 — エンジニアが「小さなシステム構築」として設計した

ドメイン名ラベルとWordPressサーバーをケーブルで接続したブログ開設のイメージ図 ブログ運営

※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。

このブログ(tanesen-break.com)は、独自ドメイン+WordPressで運営しています。開設にあたって色々調べた結論から言うと、ブログ開設は「小さなシステム構築」そのものでした。要件を決め、変更できない部分を最初に固め、あとから差し替えられる部分は軽く決める。この順番さえ守れば、作業自体は1時間かかりません。

この記事では、私が開設時に考えた設計判断と、お名前.comで独自ドメインを取得してブログを立ち上げるまでの手順を、エンジニアの目線で整理します。これからブログを始める方、特に「無料ブログと独自ドメインどっちがいいのか」で止まっている方に向けて書きました。

器ができたあとの収益化については、アフィリエイトの始め方とASP3選で仕組みからステマ規制の対応まで整理しています。

なぜ無料ブログではなく独自ドメインか — ロックイン回避の一点

無料ブログサービスは初期コストゼロで魅力的ですが、私は最初から選択肢に入れませんでした。理由はエンジニアが設計でいつも気にすること、ベンダーロックインの回避です。

無料ブログのURLはプラットフォームのドメインに紐づきます。つまり記事のURL=資産の所在が、他社のサービス継続と規約に依存する構造です。サービス終了や規約変更が起きたとき、記事は引っ越せてもURLは持ち出せない。検索エンジンからの評価も被リンクもURLに付くので、これは実質的な資産リセットを意味します。

独自ドメインは、この構造を逆転させます。URLという「インターフェース」を自分が所有し、サーバーやブログシステムという「実装」は後からいくらでも差し替えられる。インターフェースと実装の分離という、ソフトウェア設計の基本と同じ考え方です。費用は.comドメインで年1,500円前後(更新費)。資産の独立性への保険料としては安いと判断しました。

ドメイン名は「変更不可のインターフェース仕様」— 決め方の3原則

手順に入る前に、一番時間をかけるべき箇所を先に言います。ドメイン名の決定です。ここだけは後から変更できません。正確には変更=取り直しで、URLが変わって検索評価がリセットされます。ハードウェアの端子配置と同じで、量産後に変えられない仕様は最初に固めるしかない。

私が使った判断基準は3つです。

1. 短く、打てて、聞き取れること。 口頭で伝えたときに一発で通じない綴りは避ける

2. テーマを縛りすぎないこと。 ブログの内容は運営しながら広がります。狭すぎる名前は将来の自分を縛る

3. 迷ったら.comを選ぶこと。 一番通用するTLD(末尾の.comや.netの部分)で、読者に余計な認知負荷を与えない

私の場合は「種銭(たねせん)」という投資の言葉と、実践している手法の「ブレイク」を組み合わせて tanesen-break.com にしました。狙いのテーマを含みつつ、固有名詞として覚えてもらえる名前です。取得前には、同名のサービスや商標と衝突しないか検索で確認しました。ここを飛ばすと後で面倒が起きます。

お名前.comでの取得手順 — 実作業は10分

ドメイン登録サービスはいくつかありますが、この記事では国内で最も利用者の多いお名前.com(公式サイト)での手順を紹介します。老舗で情報が多く、初めてでも詰まりにくいのが利点です。

手順は5ステップです。

1. 検索窓に候補の文字列を入れて空き状況を確認する。 第一候補が埋まっていることは普通にあるので、候補は3つ用意しておくとスムーズです

2. TLDを選ぶ。 初年度は割引価格になっていることが多いですが、見るべきは2年目以降の更新費です。初年度1円でも更新費が高いTLDがあります。ランニングコストで比較するのは、機器選定と同じ感覚です

3. 「Whois情報公開代行」を必ず有効にする。 ドメインの登録者情報は仕組み上公開されるため、代行を付けないと個人の情報が誰でも参照できる状態になります。取得時に付ければ無料のことが多く、後付けは有料になる場合があるので、ここは取得時に必ずチェックします

4. レンタルサーバーの同時申請を選ぶか決める。 ブログをすぐ始めるなら同時申請が楽です(理由は次のセクションで)

5. アカウントを作成し、支払いを済ませる。 完了メールが届いたら取得完了です

ひとつ運用上の注意を。取得後はドメインの自動更新設定と、登録メールアドレスの受信確認をしておいてください。更新忘れによるドメイン失効は、ブログ運営で起こりうる最も重大な「障害」で、最悪の場合ドメインを第三者に取られます。監視とフェイルセーフを仕込むのは、システム運用の基本と同じです。

サーバー接続とWordPress — DNSは「配線」と考える

ドメインが住所だとすると、サーバーは土地です。両方が揃って、初めてブログという建物が建ちます。

前のステップでサーバーを同時申請した場合、ドメインとサーバーの紐づけはほぼ自動で済み、管理画面からWordPressをインストールすれば完了です。別々に契約した場合(他社のレンタルサーバーを使う場合)は、ドメイン側の「ネームサーバー」をサーバー会社指定の値に書き換えます。

このとき、設定変更が反映されるまで数時間かかることがあります。DNSはキャッシュを持つ分散システムなので、反映遅延は異常ではなく仕様です。「設定したのに繋がらない」で焦って設定をいじり直すのが一番の悪手で、正しく設定したら待つ。これも障害対応の心得と同じです。

WordPressが入ったら、最低限この4つを済ませてから記事を書き始めます。

  • SSL化(https化)を有効にし、httpからのリダイレクトを設定する。 今は常時SSLが標準です
  • パーマリンク(記事URLの形式)を決める。 これもドメイン名と同じ「後から変えにくい仕様」です。私は投稿名ベースにしています
  • Search Consoleに登録し、サイトマップを送信する。 開設直後は検索エンジンに存在を知られていないので、こちらから申告します
  • 不要な初期プラグイン・テーマを削除する。 使わないものを残さないのはセキュリティの基本です

まとめ: 費用と時間の実際

  • 費用の目安: ドメイン更新費が年1,500円前後+レンタルサーバーが月1,000円前後。年間で15,000円程度の固定費
  • 作業時間: ドメイン名の検討を除けば、取得からWordPress起動まで1時間以内
  • 時間をかけるべきはドメイン名とパーマリンク。後から変更できない仕様を最初に固め、差し替え可能な部分は軽く決める

ブログの価値は当然ながら中身の記事で決まります。ただ、器の設計を最初に間違えると、あとで記事という資産ごと引っ越す羽目になる。この記事の手順は、その手戻りを避けるための最小限の設計です。ドメインの空き状況は早い者勝ちなので、名前の候補ができたらお名前.com(公式サイト)で検索だけでもしておくと、名前の検討が具体的に進みます。

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なお、各サービスの料金・キャンペーン・仕様は変動します。契約前に必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。

本記事は筆者個人のブログ運営の記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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